そのため面積は日本の9割ほどですが、南北では気候が異なり、人びとの暮らし、特に食生活には大きな相違が見られます。ベトナム全体を一くくりに南国のイメージでくくることはできません。
北部のデルタ地域では特に稲作が盛んです。料理は、甘みを抑え、全体的に薄味という感じです。
海に面した土地以外では、川魚も食卓にのぼり、タニシなどを使った料理もあります。中国に接しているため中国影響をウケ、味噌や豆腐、麺が有名です。
中部地域の料理は塩気や唐辛子のピリッとした辛さが好まれるはっきりとした味付けです。ヌックマムをよく使用します。
東側の南シナ海に面する地域にはたくさんの漁港があり、海の幸に恵まれています。
一方、西側の山脈に接した地域は、フランス植民地時代のプランテーション農業の名残が今も残っています。
コーヒー、胡椒、お茶などの高原作物が作られ、洋野菜が栽培され、かつてのフエ王宮の料理や、中華料理のベトナム風にアレンジしたものなど、歴史を反映した食生活が残ります。
南部は、メコン川の肥沃なデルタ地帯でさまざまな食料が栽培されています。料理は暑い気候のため、甘めであるのが特徴です。
また、酸味や塩気も比較的はっきりしていて、ココナッツミルクを多く使ったコクのある味付が特徴です。
ココナッツミルクを使ったココナッツアイス、バインセオ、ボッチンなどがオススメの味です。
バインセオはベトナム風お好み焼きといえばイメージが湧くかも知れませんね。特に南部のバインセオは生地にココナッツミルクを入っていて、コクがあります。
タグ:ベトナム
